フロントエンドとバックエンド

自分で階段を昇って商品を購入する仕組

『ビジネスモデルについて』という記事で、ビジネスモデルについての話をしましたが、今回は、それをもう少し進めていきます。

【参考記事】:

さて、ここで質問です。

あなたは、商品やサービスを売る場合に一番大変なのはどの部分だと思いますか?
私が考えるに、それは初めてお金を払ってもらうことです。

どのような人でも、これまで一度も取引したことのない相手に対して、お金を払うということは、格別の勇気が必要になります。

あらゆる、取引のシーンの中で、最もハードルが高いのがこの場面だといえます。

値段が高いものはなかなか売れない

このハードルの高さは、商品の価格に比例しますから、最初から値段の高いものは
なかなか購入してもらえないという現実があります。

そこで、安い商品や初心者向けの商品をまず、購入してもらい、その後にメインの商品を販売する。

たとえば、一度1,000円の商品を購入してもらえれば、次に5,000円の商品は、比較的楽に購入してもらえることができます。

このように、メインの商品に対して、導入役をする商品をフロントエンド商品、そして、メインとなる(収益の大きなもの)商品をバックエンド商品といいます。

ビジネスモデルを作る上で、このフロントエンドとバックエンドという考え方は、一番の基本となります。

階段を上るように商品を設定する

フロントエンド商品の特徴は、まず、お金を払ってもらうという最初の階段をスムーズに上ってもらうために、

・比較的安価であること
・申し込みやすい商品であること
・一般的な商品(需要の多い商品)

といった特徴があります。

またバックエンド商品の特徴には、

・ 高単価(高収益)である
・ 利益率が高い
・ 申し込みにくい(需要はさほど多くない)
・ 継続型商品(継続的な収益をもたらす)

こうした特徴が挙げられます。

このように、階段を上るように商品を設定することで、比較的高価な商品を、売ることができるようになります。

これが、フロントエンドとバックエンドという一つのビジネスモデルです。

こうしてビジネスモデルを構築することで、セールスに苦労することなく、安定的な収益を上げていくことが可能になるのです。

こうしたビジネスモデルを構築した上で、最初に、売れやすいフロントエンド商品を販売することに注力すれば、あとは、ほとんど自動的に、お客さんが自分で階段を昇って、高額・高収益な商品を購入してくれるようになります。(もちろんこれを支える仕組みは必要です)

売れる仕組みを構築する

この階段はフロントとバックエンドといった2段である必要はありません。
3段でも4段でもかまわないのです。

特に、高額になるほど何段階かの階段があった方がスムーズになります。

たとえば、新築住宅を売るのに、1,000円ほどの住宅のハンドブックのようなものを販売し、次に、今の住まいの簡単なリフォーム(1万円~50万円)を売り、最後に新築住宅を売るといった具合です。

こうすると、かなりハードルの高い商品であっても、スムーズな販売が可能になります。

もちろん、そこには、次のステップに誘導する仕組みが必要になりますが、それさえ準備しておけば、最初の1,000円の商品を売ることに注力すればいいだけとなるのです。

直感的にお判りのように、1,000円の商品を売ることは、さほど大変ではありません。

逆に、これをしないと、新築住宅を、すぐに買うお客さんを探し求めなければいけません。

その結果、売上の予定が立たずに、いつまでも資金繰りに追いかけられるビジネスになってしまいます。

これはほんの一例ですが、ビジネスにおいて、こういったビジネスモデルを構築することが、必ず必要になることなのです。

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