会社の経営に情熱と信念を持ち続けているか

情熱と信念の経営を思い出そう

小規模事業である小さな会社や個人事業の経営には、「情熱と信念」がとても重要です。

この部分は、非常に抽象的になるのですが、小さな会社や個人事業というのは、社長がそのまま会社の顔です。その顔を中心にしてビジネスを組み立てるという前提がまずあります。

戦後の発展を支えた情熱と信念

小さな会社や個人事業では、社長がそのまま会社の顔になります。

このように社長が会社やお店の顔とは、決して珍しいものではありません。むしろ、戦後の日本の復興を支えてきた名経営者たちは、そうだったと言えます。松下幸之助、本田宗一郎といった、伝説の名経営者は情熱と信念による経営を行ってきたのです。

しかし、会社が大きくなるとともに、その中心にあるものが、どんどんと薄まってきます。いまのパナソニックやホンダを見て経営者の顔が浮かぶ人は、おそらくいないでしょう。会社が大きくなればなるほど、顔が見えなくなってくるのです。

会社を経営した事がある人は解ると思いますが、会社というのは生き物なのです。身体が小さいうちは、社長の意思がすべてです。社長が、実現したい世界の為に仕事をしていくものです。

しかし、大きくなるにつれて、勝手に独自の方向へ進みだしていきます。最初は社長(創業者)の情熱と信念を中心にしたビジネスだったのが、社長の意思とは関係なく、多くの人の思惑で動き出してしまうのです。

さらに、株式を上場したりすると、会社はもはや、株主のものとなります。こうすると、その動きは市場原理や
投資家の思惑に左右されて、当初の姿を失っていきます。これが、現代の日本の企業の姿です。

理論より大事な情熱と信念

会社が小さいうちは、こうした社長の情熱が、そのまま顧客に伝わっていきます。強い情熱や、信念は、顧客を共感させ、感動させていきます。熱意は、人を動かすのです。そして、それがそのまま、顧客の購買行動につながります。

さらに、これは、顧客に限ったことではありません。熱意は、従業員がいれば、従業員を、取引先があれば、取引先を動かすのです。

ところが、最近のマーケティング理論や、経営に関する本を読んでいると、どうしても理屈が中心になってしまっています。

もちろん、理論は大切ですが、それよりももっと大きな部分が、この「情熱と信念」なのです。

起業時の情熱と信念を取り戻せ

実際のところ、「情熱と信念」は、理論を超えていきます。起業する時には、全ての社長が、強い「情熱と信念」を持って始めています。

「何が何でも、成功するぞ!」

こういった、強い情熱や信念に動かされて、起業しています。
この言葉では表現できない熱量が、顧客を惹きつけ、売上につながっているのです。

しかしそれが、時間と共に薄れていきます。

なんとなく
「これくらいでいいかな」
そう、考えてしまうのです。

その結果、経営状態が下降線となります。

経営の問題を解決する時に、起業時の「情熱と信念」を取り戻すことができれば、それだけで、たいてい業績は回復します。こうした、理論だけではない世界が、ビジネスの世界には存在するのです。

マグマのような熱い情熱と信念

あなたの「情熱と信念」は、顧客を惹きつけ、ファンにしていきます。そのことで、あなたは、さらに創造的なアイディアを得ることができ、ビジネスが良い循環で回っていくようになるのです。

ビジネスをやる上で、お店を繁盛させるうえで、そして、会社を経営する上において、経営理論や、マーケティングの知識、そして、セールステクニックといったものは、絶対に必要になります。

しかし、一番大事なのは、経営者の心の底に流れている、マグマのような熱い「情熱と信念」なのです。

全ての理論やテクニック、ノウハウなどは、この「情熱と信念」があってこそ、初めて効果が出るものだということを覚えておいてください。

そして、もし、未来において、経営に問題を感じる時があれば、最初に、自分の心の中の「情熱と信念」を
見直してみてください。

そこに、ヒントが隠れています。

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