ビジネスの仕組は、
(1)お客さんが入ってくる入口
(2)お客さんが流れていく通路
(3)お客さんがお金を払うキャッシュポイント
(4)こぼれたお客さんを再び汲み上げる仕組み
この4つで構成されます。
【参考記事】:
今回は、このビジネスの仕組みの3つ目であるキャッシュポイントについてです。
便宜上、お客さんがお金を払う場所をキャッシュポイントと言います。
これは、現実のレジとかではありません。あくまでも、仕組みを作る上での概念上の話です。
経営する側からすると、キャッシュポイントとは、お金が生み出される場所のことです。ここが、ビジネス全体の流れの中で、最も重要で、どのように売上を上げるかということになります。
こうしたキャッシュポイントでは、基本的に商品やサービスを売るわけですが、それをどのタイミングでどう作るかが、とても大事になります。
集客して、教育をして、といった顧客の流れのどこかで、そのタイミングにあった商品やサービスを提供してお金を払ってもらいます。
ここを、しっかりと意識し、常にここが最終目的地であると認識することが大事になるのです。
キャッシュポイントが有りますか
ここまでは、お客さんに入口から入ってもらって、水路を流れてもらうというたとえをしました。
そして、今度は、お客さんにお金を払ってもらわなければいけません。
よく、ビジネスモデルについてお教えした時に、このキャッシュポイントを作ることを忘れる人がいます。
リアル店舗で営業している人は、ピンと来ないかもしれませんが、オンライン店舗などで、集客をして売れない!
そういった相談を受けた時に、よーく見ると、お客さんの流れの先にキャッシュポイントが無い!
これでは、売上が増えないのも当たり前です。
集客して、教育することに一生懸命で、キャッシュポイントを作り忘れる。
笑い話のようですが、こうしたことがよくあるのです。
流石にこれでは、本末転倒です。
ビジネスの目的は、どこまで行っても、このキャッシュポイントに有るのです。
キャッシュポイントにお客さんを連れて行くのが、ビジネスの目的ですから、このキャッシュポイントがなければ、そもそもビジネスとさえいえないのです。

たいてい儲かっていないビジネスは、このキャッシュポイントが明確に設定されていません。
誰に、どのタイミングで、どのようにしてお金を払ってもらうのか?
どのタイミングでセールスするのか?
こうしたことを、全体の顧客の流れの中で、しっかりと決め、計画的に実行していくのです。
ビジネスをしようと思ったら、常にこのキャッシュポイントのことを頭のどこかに置いてください。
仕組みをつくるときも、必ずキャッシュポイントを考えながら他の部分も作っていくのです。
キャッシュポイントは多いほうがいい
さらに、このキャッシュポイント(お金を生み出す場所)は、想像以上に多く作ることができます。
一つでなければいけないというルールはありません。
一つよりも二つ、二つよりも三つのほうが、とうぜん、売上げも増えていきます。
基本的には、、キャッシュポイントは、できるだけ多いほうが売上は増えていきます。
ただ、そのアイディアを出すことができない。
何を売っていいのかわからない。
だから、上手くいかないのです。
これまでの仕組みもすべて、この為にあります。そこを、しっかりと意識し、常にここが最終目的地であると認識することです。
そして、考えられるだけのキャッシュポイントを全て置いておくことを意識してください。
これだけで、ビジネスの組み立てが大きく変わってくるものなのです。