『フロントエンドとバックエンド』の記事で、ビジネスモデルの一つのパターン「フロントエンド」と「バックエンド」について説明しました。
【参考記事】:
この、フロントエンドとバックエンドを作ることは、つまり、お客様の前に階段をつくって、自分からそこを昇ってきてもらう、そんなイメージになります。しかし、ただ黙っているだけで、お客さんがその階段を昇ってきてくれるはずもありません。階段ができたら、今度は、そこをちゃんと昇ってきてもらわなければいけませんから、次に必要なのは、階段を上るように誘導していくことです。
具体的に何をするかというと、メールや手紙、セールスレターや電話などで誘導していきます。
最近の、ビジネスにおいてのトレンドは、ネットでの販売であったり、SNSであったりと、このようなメールや手紙、DMといった媒体に対しての意識が低くなっていますが、ビジネスを作る上で、絶対に必要になるのが、このメールや手紙、DMによるアプローチです。
顧客台帳の重要性を理解しよう
ビジネスモデルを作ったら、次の階段にお客さんが間違えずに移動してくれるように、メールや手紙、DMを使ってアプローチしていきます。
このときに、重要なのが、ハウスリストです。
ハウスリストとは、自社独自でもっている顧客(見込み客も含む)のリストです。つまり、顧客台帳ということです。これがないと、メールや手紙などでアプローチをすることができず、ビジネスモデルも成立しないのです。

ですから、ビジネスを軌道に乗せようとするなら、このハウスリストをいかにして集めるかということも、ビジネスの仕組みの中に入れておかなければ上手くいかないのです。
この顧客台帳の大きさが、そのまま売上げに比例してきます。
つまり、顧客台帳の数が2倍になれば、単純に売上も2倍になっていきますし、3倍になれば売上も3倍になります。
顧客台帳の内容
さらに、どのような情報を、この顧客台帳に記録しておくかというのも重要です。
まず、アプローチする為の情報、すなわち、住所、氏名、電話番号、さらにはメールアドレスやSNS情報などです。
そして、アプローチのきっかけになる情報、
生年月日
家族構成
家族の生年月日
こうしたデータがあれば、いろいろなことが考えられます。
そして、嗜好
つまり、何が好きかということです。
あるいは、商品やサービスを利用してくれた時の感想などもあると利用できる情報が広がります。
こういった顧客情報は、詳しいほど、アプローチの為に生み出すアイディアは、広がっていくものです。
顧客台帳のリストを集める
とっかかりは、どのようなアプローチでもかまわないのですが、最終的にこのハウスリストをどう集めていくかを常に考えてみてください。
もちろん、最初から完璧な情報が作れるわけではありませんが、徐々に充実させていくことで、ライバルを圧倒する大きな力となります。
このリストさえ集め、充実させることができれば、あなたのビジネスは成功したも同然です。
まずは、この顧客台帳の重要さを理解して、もし、まだ無いのであれば、早急に作るようにしてください。そして、既に顧客台帳があるのであれば、それを充実させ、さらには増やすように努めてください。
このリスト数が増えれば増えるほど、あなたの会社やお店の売上は安定し、増えていくことは間違いないのです。