小さな会社は平等思考を捨てよ

平等思考では繁盛できないし儲からない

一部のお客さんを「依怙贔屓(えこひいき)」するべきだ。
こういったことをセミナーなどでお話しすると、たいてい次のような感想が返ってきます。

「あるお客様だけを依怙贔屓(えこひいき)するなんて、他のお客様に、そんな失礼な事できません。」
多くの小さな会社や個人事業者など、スモールビジネスの社長は、たいてい、こう思うようです。

ああ、なんて素晴らしい思考でしょう。

そしてなんてナイーブなんでしょう。(幼稚ってことです)
だから、あなたの会社は儲からないのです。

依怙贔屓だらけの現実社会

しかし、世の中を見渡すと、多くの会社が、現実には依怙贔屓(えこひいき)をしているのです。

例えば、メーカーです。

メーカーというのは、開発した商品を取引先(代理店や販売店)に卸していきますが、その卸価格は全ての取引先が平等でしょうか?

そんなことは、100%ありません。

当たり前ですが取引額に応じて卸価格は変わります。もちろん、取引額が多い取引先ほど、仕入れ価格が安くなるのがあたりまえです。

また、ある期間ごとに集計し、取引額に応じて「リベート」と呼ばれるバックマージンがあるのもよく聞きます。

平等に見える銀行だって同じです。取引額が多いほど、貸出金利が下がるのがあたりまえです。
証券会社だってそうです。取引額が大きい顧客に優先的に有利な情報を紹介していきます。

あらゆる業種のほとんどの営業マンだってそうです。そもそも、時間には限りがあるのですから、全てのクライアントに同じだけの時間を使うことはありません。限られた時間の中で、取引額が多い取引先ほど、訪問回数を増やしたりします。

もし、すべての取引先を平等に扱っている営業マンがいたら、それはボンクラな営業マンです。当たり前ですが、成績も伸びるはずがありません。

あるいは、社長が挨拶に訪問するばあいも、当然、依怙贔屓(えこひいき)されます。
お得意さんを優先に回り、行けないところには部下が派遣されます。

デパートなども全く同じで、年間の購入額によって、セールの値引き率が変わったり、特別なお知らせが届いたりします。

メーカーや商社、銀行、デパート、飲食店、ホテルなど、とにかく多くの業種で当たり前にお客さんを依怙贔屓(えこひいき)しているのです。私たちがそれを依怙贔屓(えこひいき)と思っていないだけで。

お歳暮やお中元の金額、接待費の金額など、数えきれないくらいに多くの面で、取引額が多いクライアントが
依怙贔屓(えこひいき)されるのが普通なのです。

平等思考は捨てよう

世の中のいろいろな場面において、依怙贔屓(えこひいき)がおこなわれています。

しかし、なぜか小規模事業のような小さな会社や個人事業の経営者ほど、お客さんを平等に扱おうとしています。そんなことをしているからかえって経営を苦しくしているのです。

だからこそ、もしあなたの会社やお店が、お客さんを平等に扱っているのであれば、今すぐにそれを止めた方がいいのです。

そして、お客さんを依怙贔屓(えこひいき)するように、舵を切ってください。

依怙贔屓(えこひいき)の仕方には、多くの方法がありますが、共通することは、「常連客」を依怙贔屓(えこひいき)することです。それも、得意客とファン客を優先的に依怙贔屓(えこひいき)していくのです。

こうすることで、あなたの会社は、初めて繁盛への道を歩き始めることができるのです。

平等思考は学校では良いかも知れませんが、実社会では何の役にも立たないのです。

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