ファミレスが消えた日

小さ会社は小さな会社らしく商売する

最近おまち(=繁華街)に(私の住む静岡市ではこういう表現をします)出かけて気づくのは、ファミレスの激減です。消えたのが、ガスト、バーミヤン、サイゼリア・・・

そのほとんどが安売りを謳ったファミレスです。
こうして気が付くと、街からファミレスがほとんど消えています。

安売りのお店は消えていく

「これからは激安店と高級店に二分される!」

以前、こういった話を書きましたが、その後の流れとして、日本の生産年齢人口の減少によって、賃金が上がり激安店を襲っています。

これは、コンビニも同じで、昔は、コンビニのバイトの中心と言えば、学生でしたが、いつの間にか主婦になり、昨今は、ほとんど外国人です。名札に書いてある、ひらがなが、なんとも可笑しいので、それはそれでたのしいのですがね(笑)

さて、こうしたことは、すべての業界で起きています。

「あなたの会社が高級店への転換ができていれば、問題はありませんが、そうでなければ、これから厳しい状況になります。」

こうお伝えしたことがあります。

その時に、よく質問されたのが、

「そうはいっても、どうやって高級化したらいいかわからない。」
こういった内容でした。

商売の基本は需要と供給

じつは、ほとんどの経営者がビジネスの基本がわかっていません。解っていないというのは、知らないということではありません。知っていてもそれが腑に落ちていないということです。

ビジネスの基本とは、需要と供給です。実にシンプルです。

需要より供給が多くなると価格は下がります。つまり、あなたの商品を欲しい100人のお客さんがいて、そこに、120個の商品があったら、価格は下がるということです。

これは、自分のところだけではありません。他で同じ商品を扱っていたら、それも数に含まれます。同じ町内に、欲しい人が200人いて、商品が250個あったら、値段が下がる訳です。

だから、インターネットが普及して、ネット上で同じ商品が際限なく存在するようになったら、当然に価格競争が起き、値段が下がっていくしか無いのです。

反対に、自分のところだけで扱っている独自の商品が、100個あって、それを欲しい人が、120人いたら価格は上がるのです。

しかし、経営者は、つい市場全体を見て、一般の人達が自分たちの商品やサービスに、いくら払ってくれるのかばかりに目が行きます。そもそも、これが間違いの元です。

それどころか、その商品やサービスを高く評価してくれている少数の人をまったく考えていません。

商売の基本は、一つの商品がここにあって、それを欲しいという、たった2人の人間がいたら、価格はどこまでも上がり続けるのです。これは、現実に、オークションなどで見られる光景です。

つまり、あなたの会社を高価格にするためには、需要よりちょっと少ない供給をするだけでいいのです。だから、小さな会社は、とにかく拡大するなと言っているのです。

拡大したら、価格が下がるのです。
ここ判ります?

もちろん、他で同じものがないという前提は忘れてはいけません。

行列のできるラーメン店の失敗

もう一つ例を出しますね。

仮に、あなたが行列のできるラーメン店をやっていたとします。そうすると、お客さんからしょっちゅう言われるわけです。

「もっと広くして、並ばなくても食べれるようにして欲しい」

そうるすと、ついその気になって、店を広く改装ししてしまう。その結果、閑古鳥が鳴く・・・。
よく目にする光景です。

行列に1時間並んで食べるから、価値があるのであって、並ばなくてよくなると魅力がなくなります。つまり、誰でも簡単に手に入るものは価値が下がっていくのです。

この場合の間違いは、並んで食べるという価値を勘違いしてラーメンの味だと思い込むことです。

そうではないのです。

行列ができている理由の一つには、行列ができているということもあるのです。「並ぶ」ということも、ラーメンにお金を払う価値の一部分だったわけです。それをなくしてしまったら、それは、閑古鳥が鳴くでしょう。

このような例は、世の中に数多くあります。

小さな会社は小さな会社らしく

ここで、確認しておきます。

あなたは間違えていませんか?
つい、全てのお客様に商品を、届けようなどと考えてはいませんか。

どのみち、世界中のすべての人相手に、商売なんてできっこないわけです。

小さな会社やお店は、小さな会社やお店らしく、あなたの商品が欲しいと思っているお客様に、あなたの商品を少しだけ届ければいいのです。

それだけで、あなたの会社やお店は、勝手に高級店になっていきます。

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