小規模事業はゲリラ戦が基本

小規模事業者は必ずゲリラ戦で戦え

小規模事業者とは、中小企業庁のHPによれば、製造業その他の場合は従業員20人以下、商業・サービス業の場合は従業員 5人以下、宿泊業及び娯楽業の場合は従業員20人以下、こう定義されています。

こうした小規模事業者が、大きな会社と同じような戦略で進むと、たいていの場合、失敗します。なぜなら大きな会社が取るべき戦略と、小規模事業者が取るべき戦略は、まったく正反対になるからです。

小規模事業者である小さな会社が稼ぎ、生き残っていくためには、小さな会社独自戦略が必要になります。
決して大きな会社と同じ戦略を取ってはいけません。大きな会社と同じ土俵で戦っては、負けが確実になってしまうからです。

小規模事業者が取るべき戦略

小規模事業者の取るべき戦略は、一言で言うならゲリラ戦です。

ゲリラ戦の基本は局地戦となります。
つまり、なるべく狭いところに集中することです。

これに対して、大きな会社が取る戦略は物量戦です。
なるべく戦線を広げていくことです。

多くの小さな会社の経営者、これには私自身も含むのですが、つい間違えてしまうことが、儲けようとして沢山商品を売ろうとしてしまうことです。

これは、ビジネスをやろうとすると、誰もが陥る罠です。

もっと、儲けよう!
もっとたくさんの商品を売ろう!

いかにも当たり前の事のようですが、これをやると、かえって儲からなくなります。
これは、もっと売ろうとすると、局地戦から外れることを意味するからです。

この時点で、大きな会社との競争に陥るのです。

商品は沢山売るほど儲からない

商品というのは、たくさん売ろうとすればするほど儲からなくなります。
不思議に思うかもしれませんが、あなたは利益が最大化する状態を知っていますか?

利益が最大化する時は、必ず「需要 > 供給」といった状態です。
たとえば、欲しい人が10人いて、商品が9個しかなかった場合。この時に、利益が最大化します。

では、この状態で商品を30個にしたらどうなるでしょうか?
当然売れ残ることになり、売る為に価格を下げるしかなくなります。
その結果、商品がたくさんあっても利益が減ることになります。

あなたは、オークションの入札に参加したことはあるでしょうか?

オークションの特徴は、入札者が2人いれば、どこまでもセリが続くことになります。つまり、欲しい人間が2人いれば、価格は、どこまでも上がり続けるのです。

すべては、「需要 > 供給」という状態が作り出されているからです。

小規模事業は全体を見てはいけない

アタリマエのことなのですが、小規模事業の経営者は、つい市場全体に目を向けてしまいがちです。消費者一般が自分の商品やサービスにいくら払ってくれるかを気にしています。そして、商品を本当に評価してくれる少数を探そうとしていないのです。ほんとうは、商品を本当に評価してくれる少数さえいれば、儲かるというのに。

市場全体に目を向けるということは、戦線の拡大を意味しています。つまり、ゲリラ戦から外れてしまうのです。

商売には、常に基本があります。
その基本が「需要 > 供給」の状態なら儲かるという大原則なのです。

しかし、多くの経営者が、少し売れると、もっともっと売ろうと考えてしまいます。
そして、商品数を増やして売れなくなる。

こうしたことを繰り返すのです。

そうではなくて、ごく少数の人にとって、大きな価値がある存在になることで、利益を最大化していくこと。これが、小さな会社の基本戦略になります。ごく少数の人にとっては、あなたは、自分で思っている以上の価値があるのです。

そもそも、この世界の全員を喜ばせるなどということは絶対にできません。だったら、できないことを目指すよりも、あなたなしでは生きられない人を探すことです。こうすることで、小資本であっても、大きな利益を出すことができるビジネスを構築することができるのです。

小規模事業者はゲリラ戦略に特化

小規模事業者は、そもそもお金が無いですから、お金が無いなりの戦略を取る必要があります。さらには、お金が無くても大きな会社に打ち勝てる戦略が、絶対に必要になります。

ビジネスというのは、やはり、ライバルとの戦いでもあります。そして、そのライバルは、たいてい自分より大きな会社だったりするのです。当然、資金力に差があります。

勝つ為には、小が大に勝つ戦略を徹底する必要があるのです。
最小の資本でできる小が大に勝つ戦略。
それはつまり、常にゲリラ戦を行うことです。

ベトナム戦争下で、物量を投入した米軍に対してゲリラ戦を仕掛けたベトナム。
結果は、米軍の撤退となりました。
このようにゲリラ戦は、弱小が強者に勝つために非常に有効な戦略なのです。

小規模事業者は、とにかく、こっそり隠れて、ゲリラ戦を展開していかなければ、結局、物量に負けてしまいます。
このことを、まずは肝に銘じておいてください。

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