商売と宗教

宗教と商売の違い

私はビジネスという言葉よりも、商売という言葉のほうが好きです。

商売とは、じつは宗教にとても似ているところがあります。

商売とは、少し見方を変えれば、
「あなたの思想や考え方を、お客さんに知らしめ、
 共感してくれる人に商品やサービスを購入してもらうこと。」
こう言い換えることができます。

とくに、
「あなたの思想や考え方」
この部分が重要になります。

ここが、「神」とか「悟り」とかになると宗教となります。
ここが商人としての心構えになると商売となります。

あなたは思想を持っていますか

特に、これからは、こういった思想の部分がとても重要になってきます。

もっとも、これは、今に始まったことではなく、江戸時代の越後屋(現在の三越)も次の3つの基本をお客さんに知らしめて大繁盛しました。

「店前現銀売り(たなさきげんきんうり)」
 現金をたてまえとした店頭販売の実現。

「現銀掛値無し(げんきんかけねなし)」
 定価販売を世界で初めて実現した。

「小裂何程にても売ります(切り売り)」
 客の需要に応じての切り売り

こういった、商売の思想を伝えて、それに共感してくれた人に買ってもらう。
じつは、時代が変わっても変わらない基本がここにあるのです。

商売とは商道である

現代のマーケティング理論やセールステクニックなどを学ぶと、つい、この一番中心の部分を忘れがちですが、
商売の一番中心にあるべきなのが、この、「あなたの思想や考え方」なのです。

そうなると、自ずと、どのような思想を持ちどのような考え方をするのかが重要になります。
結局のところ、商売を繁盛させる最大のコツは、あなたの人間性を高めることにあるのです。

商売は、決して宗教ではありませんが、商売とは、商いの道を究めること、つまり、「商道」といえるものなのです。

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