ブティック化の波が押し寄せている

ビジネスにおける格差社会の原因とブティック化の波

格差が広がっていく時代

現在の日本は一部の少数にのみ富が集中していき、それ以外の人の所得はほとんど上がっていきません。それがいいか悪いかは、ここでは論じませんが、生活費に必要な経費は上昇をしていき、普通の人の可処分所得は減っていっています。

そうなると、消費者は、余計なもの(自分が本当に欲しいと思ったもの以外)を一切買わないという、消費姿勢にシフトしています。

こういった格差社会では、高級レストランの売上げは落ちなくとも、ワタミなどの居酒屋の売り上げは、むしろガタガタになっています。つまり、ワタミで一杯やるくらいなら家で発泡酒を飲むし、その分無駄な外食を控え節約をし、月に一回高級フレンチを夫婦で楽しむ・・・。こんな感じのライフスタイルがかなり確立しているのです。

これが、消費動向に大きく影響を与えているのです。

所得ピラミッドから見る地方の問題点

ここで、注意しなければいけないことがありますです。

高級店がはやるからと言って、地方で闇雲に超高級レストランをやっても失敗します。なぜなら東京ほど、地方の消費単価は高くないからです。

基本的に所得の層は、基本的にピラミッド型をしています。下のほうが広く、上に行くほど狭くなります。東京はこのピラミッドが大きく、地方がこのピラミッドが小さくなります。だから、東京と同じ超高級を狙うと、その層が地方では誰もいないということになります。(東京から人を呼べれば別です)

特に大きな格差は、じつは都会と地方といった地域間格差なのです。

スモールコミュニティ型社会の到来

それだけではありません。日本は、格差の問題だけではなく、ここ数年で世の中が大きく変化していきます。どのように変わったかというと、まず、これまでのやりかたでは、商品が売れなくなったことが挙げられます。それは、市場がスモールコミュニティ型に変化したためです。

ここ10年で、話題になったものを思い浮かべてください。Twitter、facebook、line、地下アイドル、モンハン、ポケモンGO・・・。これらすべてに共通するのが、コアなコミュニティーをその中心にしていることです。現代の日本は、このコミュニティごとに格差が生じている社会なのです。

そしてポイントは、このコアが小さなコミュニティだということです。基本的に2~7人くらいです。つまり、小さな塊が、世の中のあちこちにできていて、それが繋がって大きく動いているように見えているのです。つまり、今の世界は、スモールコミュニティの集合でできているのです。ここが、見えないと、今後の経営はうまくいかなくなります。

個人をどれだけブランド化できるかが鍵

今は、ただがんばって商品を売るだけだと、どんなに工夫しても売れません。それはお客さんが、商品自体にほとんど価値を感じなくなっているからです。これは、お客さん自身もあまり理解していません。

お客さんが、なんとなく感じているのは、商品の価値ではなく、誰から買いたいかということです。あるいは、お金を使うことで、その小さなコミュニティーに所属したいという動機です。だから、どれだけお金をかけても、販売テクニックを駆使しても売れないのです。

では、この時代に最も適している売り方は何かといいますと、商品を売るのではなく、あなたのをブランド化して売ることです。今の時代は、情報発信が簡単なため、あなたの生き様や、思想にお客さんが魅かれて集まってきます。そこに共感した人が、あなたとの密な関係で商品を買うようになります。

これが今の時代の構図です。

個人商店化(ブティック化)の波

その意味ではあらゆる業種で個人商店化(ブティック化)が起きます。1970年代の高度成長期に潰されていった個人商店(ブティック)が、ここへきて時代の最先端ということになります。

ただし、いかに高付加価値をつけられるか、という視点を持たない限りどのような業種であっても生き残りは不可能な時代です。小さくても、商品が売れないから、値下げしてお客を呼ぼうとすると確実に潰れます。本来、少量多品種、高付加価値商品が得意な小さな会社やお店だからこそ、大いにチャンスがあるのです。

これからの時代は、100人のファンがいれば、会社は十分に儲かるようになります。もし、あなたの会社がこれまでに100人以上のお客さんと取引があっても、あまり儲かっていないなら、それは、そのビジネスモデルが時代から外れてしまっています。

現在、ビジネスをやっていて、売上が横ばいや、やや下がっている。そんな場合はビジネスが時代からずれてきていますので、早急に対応する必要があります。早めに、時代に合わせるようにしてください。いま、ビジネスをやっている人は、しっかり時代に合わせないと、どんどん変化に置いていかれます。

私は現在、こういったビジネスモデルの切り替えのコンサルを行なっています。対象は、小さな会社やお店の経営者です。法人であっても、個人企業でもかまいません。とにかくビジネスに前向きに取り組んでいる方で悩んでいる方は、ぜひ受けていただきたいコンサルティングです。

お金の原理、幸福の原理

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