土用の丑はなぜ鰻なのか

土用の丑(どようのうし)と鰻(うなぎ)

土用の丑(どようのうし)は鰻(うなぎ)を食べる日

土用の丑(どようのうし)の日とは何か知っていますか?

もちろん、鰻(うなぎ)を食べる日です・・・
あっでも、もちろん強制ではありません。

土用の丑の時期は夏バテを防ぐために鰻(うなぎ)を食べると良いとされている日です。土用といえば、やっぱり鰻(うなぎ)です。

さて、2018年は夏に土用の丑の日が2回あります。
7月20日(金)と8月1日(水)。

これは、暦の関係で、2017年も同様に2回ありました。

こういった場合には、7月20日(金)を「一の丑」、8月1日(水)を「二の丑」と呼びます。
つまり、今年の鰻(うなぎ)屋さんの売上は、2ばーい、2ばーい。
ウハウハでんがな

土用の丑に鰻(うなぎ)が売れるのは平賀源内のおかげ

そもそも、夏の土用に鰻(うなぎ)を食べる習慣は、平賀源内(ひらがげんない)が発案したという説が有名です。
平賀源内(ひらがげんない)とは、江戸時代中期の江戸中期の博物学者であらゆる分野に才能を発揮した日本のダ・ビンチともいわれるような人物です。

鰻(うなぎ)との関係を簡単に説明すると、ある日、商売がうまく行かない鰻(うなぎ)屋が、夏に売れない鰻(うなぎ)を何とか売るため
源内の所に相談に行ったところ、源内は、「本日丑の日」と書いて店先に貼ることを勧めたそうです。すると、その鰻(うなぎ)屋は大変繁盛しました。

その後、他の鰻(うなぎ)屋もそれを真似、土用の丑の日に鰻(うなぎ)を食べる風習が定着したという逸話です。
なんか、時代劇のお話に出てきそう。平賀源内って、経営コンサルタントでもあったんですね。

そういえば、昔々、NHKで『天下御免』という平賀源内のドラマがありました。その中でこの逸話があったかどうかは、覚えていません。

ただ恋人、紅(くれない)さん役の中野良子さんが、とても可愛い印象が鮮明に残っています。
私のおでこフェチは彼女が起源です。(笑)当時の中野良子さんの写真を見ると今でも胸がキューっとします。(心筋梗塞じゃあないよ)

映像は、ほとんど現存していないので、見れる機会が無いのがとても残念なんですが。

平賀源内(ひらがげんない)

本日、丑の日と書けば鰻(うなぎ)が売れる

ところで、「本日丑の日」と書かれた貼り紙だけで鰻(うなぎ)がなぜ売れたのか、不思議に思いませんか?こういうところを不思議に思うことがお金を稼げるようになるセンスです。ぼーっと、読み飛ばしちゃあいけません。

「本日丑の日」と書かれた貼り紙で鰻(うなぎ)が売れた理由は、丑の日に『う』の字が附く物を食べると夏負けしないという風習があったからです。まあ、これは語呂合わせで、民間伝承のようなものです。

この既に有った風習を上手に利用したということが大事です。
つまり鰻(うなぎ)屋が「本日丑の日」と貼ることで、

「今日は丑の日だから、
 『う』の字のつく食べ物を食べなさいよ。

 忘れちゃあいないかい?

 ここは鰻(うなぎ)屋だから、鰻(うなぎ)があるよ。
 これ食べると夏バテしないよ。」

こういった、メッセージを発信したからです。

実際には、鰻(うなぎ)以外には瓜、梅干、うどん、牛肉(うし)、馬肉(うま)などといった、『う』の字がついた食品を食べたらしいのですが、現代まで残ったのは鰻(うなぎ)だけでした。

他の食品のお店は、平賀源内に相談に行かず、「本日、丑の日」と出さなかった、または、後からやった時には、もう、鰻(うなぎ)が定着してしまい、時すでに遅しだったのでしょう。

本日丑の日

冬に鰻(うなぎ)は売れるのか

さて、本来鰻(うなぎ)の旬は、冬眠に備えて身に養分を貯える晩秋から初冬にかけての時期で、夏のものは、正直味が落ちます。うなぎが痩せるんですね。つまり、本当に美味しいのは、秋から冬の鰻(うなぎ)なのです。

しかし、冬には、鰻(うなぎ)はなかなか売れません。

鰻(うなぎ)を食べたいとほとんどの人が思いません。だから売れないのです。
なぜなら、冬の鰻(うなぎ)のほうが美味しいことを、ほとんどの人が知らないからです。

だったら冬の鰻(うなぎ)がおいしいと宣伝すればいいのですが、しかし、冬の鰻(うなぎ)の話など誰も聞いてくれませんから、結局、売るのが難しいのです。

じつは、以前、地元の鰻(うなぎ)屋さんから、土用の丑以外でどうやったら鰻(うなぎ)が売れるか相談を受けたことがあります。おおっと、平賀源内みたいですね。

バレンタインデーのチョコレートなどもそうですが、こういった季節性の強い商品を売れる季節以外に売るのは、かなり大変なのです。お店としても、一時期に大量に売れるよりは、平均して売れるほうが経営が楽です。そこで、どうしたらいいか相談を受けたわけです。

詳しくは、守秘義務があるのでお伝えできませんが、冬の鰻(うなぎ)を売るためには、集客とお店の理念の教育をしっかりと行うことで、売上の落ちる時期の売上を上げることができます

簡単な流れは、

(1)売れる時期に集客する

(2)集めたお客さんに教育する

(3)美味しい鰻(うなぎ)をセールスする。

こんな流れです。
あとは、自分で考えてみてください。

このお店も、その仕組みに取り組んでから、徐々に、季節外の売り上げが上がってきています。
もちろん、これをやると売れる季節には、鰻(うなぎ)は、さらに売れるようになります。

お金の原理、幸福の原理

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