何をしてもどうにもならない時期にすること

何をしてもどうにもならない時期にすること

「人生、冷に耐え、苦に耐え、煩に耐え、
     閑に堪え、以て大事を成すべし」

これは、中国清の時代の哲学者で政治家でもあった、曽国藩の言葉です。

四耐に耐える

曽国藩は言います。
この四耐に耐えてこそ、成功に近づけるということ。

このうちの最初の三つは、なんとなくわかると思います。

「冷に耐え」とは、周りから冷遇されることに耐えることです。
周囲の冷たい目に耐え、さげすまれても、やるべきことをしっかりとやることが必要です。

「苦に耐え」とは、降りかかった困難に耐えることです。
世の中は、身に覚えのない不幸や、突然の災難に見舞われることが何度もあります。
そんなときでも、やけになったり、動じたりせずに、耐えていくことです。

「煩に耐え」とは、煩雑なこんがらがった状況に耐えることです。
世の中の全ての物事は、いろいろな人の欲望や、感情、思惑が絡まって作り出されます。ほとんどの事は、一筋縄ではいかなくて、絡まっているものです。

こうした状況も、焦らずに一つ一つほどいていく勤勉さが必要になります。

「閑」に耐えることが最も難しい

そして、この四耐のなかでも、四つ目の「閑」に耐えることほど、じつは、もっとも人生を発展させるのです。

人生においては、様々な時期があります。
その中でも、
「どうにもならない」
「じっとしているしかない」
それくらい深刻な時期が必ず起こるものです。
それも、何度となく・・・

そうした時期が、すなわち「閑」という時期となります。

この「閑」に耐えることは、非常に辛いものです。
この時期は、自分の思い通りに事が運ばず、成果もなかなか現れません。
そうなると、人間は、どうしても焦りが生じます。

しかし、今が、この「閑」の状態にあるのならば、そういう時こそ、しっかりとした理想、願望を掲げて積極的な姿勢で生きることが大事なのです。

何をしてもどうにもならない時期にすること

「閑」の後にこそ、チャンスが巡ってくる

積極的な姿勢と言っても、無闇に行動することではありません。

大事なことは、
「じっとしている」
こと

なぜなら、この時期こそが、知識やスキルを上げて次の機をうかがう時期だからです。
無駄な動きをせずに、じっとしているからこそ、チャンスを冷静な目で伺い知ることができるのです。

思考は、自分の願望に集中し、より多面的な考察を行い、さらにそれを深め、その実現の為にどうするかを検証して準備をしていく。
それが「閑」の過ごし方です。

チャンスは「閑」の後に、必ず到来します。
「閑」の時期は、次のチャンスの為の大事な準備期間なのです。

人間が成功や発展を目指そうとするとき、運が大きな要素となります。
この運をつかめるかどうかが、この「閑」の時期の過ごし方一つにかかっているのです。

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