小規模事業者(小さな会社や個人事業者)が、ビジネスをやる上で、しっかりと理解しておかなければならないことは、マーケティングとセールスの役割をしっかりと区別して機能させるということです。
その為には、まず、マーケティングとセールスの定義を明確にしておく必要があります。
経営がうまくいかない理由の一つに、こういった言葉の定義を明確にしないところから、生まれてきます。
面倒臭がらずに、ぜひ、やるようにしてみてください。
マーケティングとセールスの違い
それでは、ここで、「マーケティング」と「セールス」を定義しておきます。
まず「マーケティング」とは、買いたいと思っているお客さんを目の前に連れてくること。
「セールス」とは、そのお客さんに最適な商品を差し出すことです。

「目の前に連れてくる」ということは、まず見込客を集め、さらに見込客に対して、話を聞いてもらえる状態を作ること。
そして、見込客自体が気づかない欲求に気づかせ、その解決として商品の説明をし、購入方法を伝えること。
ここまでの一連の流れがマーケティングとなります。
マーケティング9割セールス1割
「セールス」は、マーケティングを行った結果、お客さんが目の前に来て、そこに、最適な商品を差し出すのです。けっして、苦労して「売り込む」ものではありません。
つまり、商売は、マーケティングが9割、セールスが1割なのです。
もっと極端に言えば、マーケティングがしっかりと出来ていれば、ほとんどセールスは必要ありません。
だから、一番重要なのがこのマーケティングということになります。
もし勉強するなら、まずこのマーケティングについて勉強してください。
商売の基本は、マーケティングが全てなのです。

そして、このマーケティングは、大きな会社と小規模事業では、全く違ったものになります。
小さな会社は、大きな会社のマネをすると上手くいきません。
それどころか、たいてい潰れます。
小規模事業者には、『小さな会社の経営戦略』が必要です。
ぜひ、小さな会社や個人事業の社長は、これを学んでください。
小さな会社の経営戦略
ビジネスにおいて、マーケティングとセールスの知識さえあれば、基本的に失敗はしませんが、しかし、どのようなマーケティング施策を取るかが最大の問題になります。
小さな会社が陥りがちなのは、大きな会社のやることをマネしようとしてしまうことです。
大きな会社のマネをしてしまっては、資金力も人材も桁違いですから、あっという間に負けてしまうことになります。
小さな会社は、大きな会社のマネをするのではなく、独自のアイディアで、神出鬼没のゲリラ戦を行う必要があります。ここを間違うから、どれだけ頑張ってもうまくいかなくいのです。
まず、あなたの会社の業績を見てみてください。
もし、上手くいっていないのであれば、その理由はマーケティングの手法が間違っている可能性が高いということです。
小さな会社は、小さい事を最大限に生かすマーケティングが必要です。
ここかきちっと理解できているかどうかが、今の業績に反映しているのです。
もし、問題があるのであれば、早めに私のコンサルティングを受けるようにしてください。