小さな会社は最初に経営理念を語ろう

経営理念を明確にし独自の市場を持つ

小規模事業に分類される小さな会社や個人事業の経営において、最も重要な事は、社長の考えていること、つまり社長の持っている価値観や世界観、そして哲学を語ることです。

こういったもののことを総合して経営理念と呼びます。

世界観を経営理念として語る

これは、セールスや集客、マーケティングなどの全ての場面において最も重要な事です。

小さな会社の社長が独自の哲学に基づいて発言し、行動した場合、もちろん評価は真っ二つに分かれます。しかし、それでいいのです。

世の中の全ての人に気に入られることは必要ありません。また、世界中の全ての人を、顧客にする必要もありません。そもそも、そんなことできやしないのです。

それよりも、社長の哲学に賛同して熱烈なファンになる人も、数多くいる事を知っておいてください。
社長が自分の経営理念を忠実に追求すればするほど、ファンは増え、同時に反対派も増えていくものなのです。

世界観を伝えるほどファンが増える

結局のところ、自らの信念を解りやすく伝えるほど、熱心なファンが増えていきます。
そして、自分の哲学を否定する人ではなく、受け入れる人を相手にし、そこに勢力を注ぐのです。

当たり前の無難な路線を歩んで、全員を喜ばせようとしても、得られるものはありません。全ての人をファンにするなどということは、世界的な大企業ですら、不可能なことなのです。

小さな会社や個人事業の進む道は、世界中の人を相手にするのではなく、自分だけのファンを作り、あなたのファンという新しい市場を創り出し、そこにいる人たちに、まず自分の哲学や経営理念を伝えることです。

経営理念は、強い信念と意見からできています。

あなたの経営理念は、あなたの人生観であり、それは、全員の共感を得られるものではないのです。

ファンを増やし独自の市場を作る

しかし、明確な哲学を築いてそれを外へ発信すれば、それは、自分の市場を作る第一歩となります。
もちろん、それは、全ての人が賛同してくれるわけではありません。
しかし、仮に1000人の心を強く動かせれば、1000人からなる自分の市場を作れるのです。

逆に、自分の哲学や経営理念を持たずに、競合相手と差別化できるものを持たなければ、それは、価格競争になっていきます。

だから、まず、経営者は、自分の哲学を明確に自覚する必要があるのです。

あなたの哲学は何でしょうか?
自分が社長をやっている使命だと確信していることは何でしょうか?
自分が支持するものは何でしょうか?
反対に支持できないものは何でしょうか?
そして、この世界はどのように、変わっていってほしいと思っているでしょうか?

こうした経営理念が明確であればあるほど、あなたのファンが増え、独自の市場を持つことに近づいていくのです。

ぜひ、自分の価値観、世界観、哲学を明確にし、それを発信していってください。

小さな会社の社長は、まず、ここができているかどうかが鍵になります。
ぜひ、もう一度見直してみてください。

自分の目的を伝える

まず最初に、小さな会社や個人事業の場合、最も大事なことというのは、そもそも、社長が何をしたいかということです。

コンサルをしていて気づくのが、問題を抱えている小さな会社や個人事業の特徴として、ビジネスが明確ではないということがあります。

これは、商品を売ることとは少し違います。

そのビジネスを通じて、社長が何を世の中に提供するのか?
どんな役に立とうとしているのか?

ここが明確ではないということです。

顧客は、こうした思想や哲学の部分に、あなたの会社の魅力を感じます。
そして、それに共感すれば、お金を払います。
だから、そこが明確になってないと商品に魅力を感じてもらえないのです。

顧客にとっては、あなたの会社の利益など、どうでもいい事です。
顧客にとって、大事なことは、どこまで行っても自分の利益です。

あなたの会社が、原価を割って赤字になるまで頑張って価格を下げても、あなたの会社の未来など顧客は心配しません。それどころか、あなたの会社にダメージを与える安価な商品を買いまくることになります。

だから、あなたは、顧客に価格以外の魅力を提供する必要があるのです。
それこそが、あなたのビジネスの哲学なのです。
この哲学こそが、カギになります。

理念を実現することで世界的企業に

Body Shopの創業者である、アニータ・ロディックは、次のような理念を掲げています。

「企業活動は、貧困、環境といった世界の問題に、大きな影響を与えます。企業には、世界に対する責任があります。弱い立場の人々の生活を高めるために、すべてのビジネスが『愛と思いやり』を基本にして、その力を最大限に発揮すべきです。」

この理念をもとに、Body Shopは世界中に店舗を発展させています。

また、googleは次のような理念を掲げています。

「Google の使命は、世界中の情報を整理し、世界中の人々がアクセスできて使えるようにすることです。」

このように何の為に、あなたはビジネスをしているのか?
ここを明確にすることで、はじめて、あなたの会社の商品やサービスが魅力的なものになっていきます。

小さな会社や個人事業の社長は、まず、ここができているかどうかが鍵になります。

もし、あなたの会社に経営理念があるのであれば、一度よく、みてみてください。

それ、顧客に伝わっていますか?
瞬間的に、顧客が理解できますか?

残念なことに、ほとんどの会社の理念が、顧客に伝わっていません。
小さな会社や個人事業者が生き残るには、これが最も重要なポイントになるのですから、まずここから見直してみてください。

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