あなたは、今の会社やお店をやっている目的を明確にしていますか?
あなたは何をする為に、毎日仕事をしていますか?
経営の目的が明確になっていますか
いきなり、こんな質問をされて、すぐに答えられる経営者は、じつはほとんどいません。
特に、小規模事業である小さな会社や個人事業のお店などでは、毎日忙しく行動しているのに、現実には、たいして成果を上げられていないと悩んでいる経営者がとても多いのです。
朝から晩まで忙しく頑張って働いているのに、売上げがほとんど増えなかったり、仕事がうまくいかなかったりというように、いつまでも同じような繰り返しでなのです。

これはなぜかというと多くの場合、経営の目的を明確にしないでいるために、ただ、なんとなく日々の仕事をしているだけで、時間を過ごしてしまっているからです。
明確な目的がないために、結局のところ、なんとなくの結果しか手にできないのです。
「この行動の目的は何なのか?」
こういったことを考えていれば、多少なりとも良くなっていくものですが、それをまったく考えていないので変化がほとんどないのです。
経営の目的を定めれば方向が見える
例えば、行動の目的が、東京から大阪に向かうと決まっていれば、歩く方向や電車に乗る方向は大阪になるので、大阪に向けて進んでいくわけです。たとえ、回り道をしたとしても、最終的には大阪に近づいていけます。
しかし、ほとんどの経営者は、そもそも目的がはっきりしていないので、東京駅付近でただ、ぐるぐる歩いている状態なのです。
目的とは、言い換えれば、「エネルギーを使う理由」です。貴重な時間や労力、お金などを使って何かをする理由です。これが明確になっているかどうかで、結果が変わることは当然の結果なのです。

目的があるおかげで、私たちは毎朝起きることができます。
逆境にも立ち向かっていくことができます。
困難を乗り越える為の強さを手に入れることができます。
経営の目的が明確で確固たるものであれば必ず道は開けるのです。
「私はなぜこれをしているのか?」
明確な目的は、この質問に答えを与えてくれるのです。
経営の目的は簡単に見つからない
この目的は何であってもかまいません。そもそも、経営の目的なんて、そう簡単に見つからないし、理解できるものでもないのです。
それまで身に付けてきた知識や体験によって初めて定まっていくものです。その上定まったと思ってもまた、目的は少しづつ変わってきたりもします。

しかし、それでも、この目的があれば、どんなにつらい時期も乗り越えられます。そして、その困難を乗り越えた時に、困難に打ち勝ったという自信も得ることができるのです。
だからこそまずは、経営の目的を持つことです。
見つからなければ一生懸命探すことです。どうしても見つからなければ、とりあえず何でもいいので一時的に目的を強引に決めてしまってください。
「大金持ちになる」
「人の役に立つ」
何でもいいのです。
その目的に向かって行動していくうちに、自ずと本来の目的に気づくものです。
経営の目的を持たない行動は、いくら頑張ってもほとんど無意味な行動になります。
だから、まず経営の目的を明確にすること。
ここから始めてください。