小さな会社の経営をする時に、まず覚えておいて欲しいのは「決して有名になる必要はない」ということです。
有名人になるのではなくて、小さなコミュニティーの中で名前が知られていれば充分なのです。数字で考えるのならば、ほんの数千人の間でだけ有名になれればいいのです。
無理に有名になる必要はない
そもそも、有名になるという定義とはどういうことかというと、
「あなたに会ったことの無い人が、あなたを知り、気に入り、信用している」
こういった感覚を抱くことです。
そして、この人たちは、あなたがいれば気づき、喜んであなたに会いたがる状況です。あなたの記事を読み、ネットで動画を視聴し、商品を買い、あなたの真似をするのです。

しかし、実際には、こういったファンを何十万人も持つ必要はなく、5000~1万人ほど取り込無ことができれば、あなたは、小さいながらも売り手市場を手にすることができます。
そして、講演会の依頼、プロジェクトに関する相談。時には、業界紙からのコメントの依頼が舞い込み、それがまた、あなたの知名度を保つ事になります。そして、あなたは達成感を味わい、充実感を覚え、人生が楽しくなるのです。
場所や時間に縛られない生き方
さらに、そうした活動は、世界のどこにいてもできるから、場所や時間に縛られない、自由な人生を送ることができるようになります。これが、小さな会社の経営で目指す世界です。
テレビに出ている芸能人や有名人に憧れ、自分もそうなりたいとか、そういう人と友達になりたいと思う人はとても多くいます。また、芸能人や有名人は、さぞかし素敵な暮らしをしているだろうと思ってしまう人も多いものです。
しかし、テレビに出ている有名人の実生活は、意外と苦労の多いものです。まず、テレビやラジオの収録や雑誌の撮影や取材があると、決められた場所に行かねばならず、リハーサルなども含めると、かなりの時間を拘束されます。
ホテルや空港のラウンジでスマホやパソコンをいじってる小さな会社の経営者の方が余程快適に暮らせています。
有名になるとろくなことはない
また、テレビに出ると、知名度が上がり過ぎるため街で話しかけられたり、勝手に撮影されたりします。
今の時代は、誰もがどこかで撮影されているという時代です。ほとんど全ての人がスマホで動画を取る時代です。たいていのスキャンダルは、誰かが撮影した動画や写真がもとです。

まして、有名人になってしまったら、常に、撮影されてるという状態です。食事をしていても周りの人からジロジロ見られ会話も聞かれ、もはや人のいない場所か個室でしかリラックス出来なくなります。
さらに、全く見ず知らずの見知らぬ相手から、嫉みややっかみをかいます。ホリエモンなんか、これで、刑務所にまで行く羽目になったわけで、有名になりすぎると、たいていろくなことはありません。。
専門誌で有名になるくらいまでのほうが特定層からはチヤホヤされつつ快適に暮らせるので丁度良いのです。だから、小さなコミュニティーの中で名前が知られていれば充分なのです
あなたの動向を逐一追ってくれるコアなグループがあれば、それで十分です。それで、ビジネスは十分に成り立つし、自分の名誉欲も十分に満足されるものですから。