思うように、やりたいことができない。
やらなければいけないことが多くて、重要なことができていない。
気持ちばかりは焦るけど、結局、何も進んでいない・・・。
あなたは、そんな悩みを持つことはありませんか?
これは、おそらく小さな会社や個人事業の経営者全てが、同じような悩みを持っています。
小さな会社は、「人」「モノ」「金」といった経営資源が、そもそも足りていませんから、結局社長が全てをやらなければならないので、しかた無いことでもあるのです。
やっている仕事を整理してみる
小規模事業である小さな会社や個人事業の社長は、とりあえず一度、今やっている仕事をすべて書き出してみることです。
細かいものを含めれば、社長は、たいてい一日に平均50以上の仕事をしているものです。それを、分類して、重要なものだけを抜き出し、一日にやる仕事を三つだけに絞ってみてください。もちろんその為には、いくつかの仕事を止めるという選択もせざるを得なくなります。

一見、仕事をしなくなる気がして、怖くなるものですが、こうすることで、一つ一つの仕事の質を高めることができ、かえって、うまくいくようになるのです。
何をするかより何をしないかが大事
仕事を三つに絞るということは、何をするかというよりも、何をしないかということが重要になります。
私たちは、どうしても、ただ忙しくすることで満足してしまいがちです。スケジュールが埋まることが嬉しかったり、仕事に追われているのが嬉しかったりします。しかし、それは本当の目的ではありません。
実際に一日の仕事を3つにするということは、これまでやっていた仕事そのものを見直す必要があります。
本当に、その仕事は必要なのか?
不要な仕事をやってはいないか?
こういったことから考えて、重要なものを優先して三つだけに絞るのです。
社長の本当の仕事とは考えること
「え~、三つだけなんて、できっこない」
まあ、普通は、そう考えます。しかし、それすら思い込みです。
ここは、強引に削ります。
「人間だもの、できないことはできない(笑)」

ということで、物事をなるべく単純にして、作業を減らせるだけ減らしてみてください。
三つしか仕事をしないと、時間が余ってしまうと思うかもしれませんが、その時間は、思考する時間に当てていくのです。三つだけに仕事を絞り込むという真の目的はここにあります。
仕事といっても、ただ作業に追われているのでは、何事もうまくいきません。
本当の仕事とは、作業することではなく、本来は、思考することなのです。
考えて、考え抜くことこそが本当の仕事なのです。
そのための、方法が一日の仕事は三つだけにする。
このルールなのです。
社長の仕事は、社員の仕事と違います。ただ無闇に走り回っていたのでは、大事な仕事ができなくなるのです。
ここを忘れないようにしてください。