与え合いの中でビジネスを構築する

強みに特化しNo1を目指していく

小さな会社やお店、そして個人事業の場合、「強みに特化する」ことが非常に重要になります。

もちろん、何に集中するかの判断もとても重要になりますが、まずは、小さな会社やお店は、資金も人材も足りていませんから、とにかく一つに集中させることが最も重要になるのです。

そうしないと、どのようなジャンルであっても、結局競争に負けてしまうことになります。

強みに特化し魅力あふれるビジネスを創る

小さな会社やお店では、なるべく競争のない場所で商売をしなければいけませんが、かといってライバルが全くいなくなることは絶対にありえません。

ライバルが全くいないということは、需要そのものがない可能性が高いので、そこでは商売になりません。

どんな市場にも必ずライバルが存在します。そのライバルに打ち勝つ為には、やはり、経営資源(資金や時間や人)を集中させる必要があるのです。この時に、重要な事は「強みに特化」することです。

そこそこの物が何でもそろっているお店は、お客さんにとって魅力はありません。
何でもできますというのは、何もできないということでもあります。

それよりも、

「私どもには、これしかありません。
 しかし、これは日本一です。」

こういうお店こそ、魅力にあふれるものです。
しかし、多くの経営者が、商品を絞ること、または対象顧客を絞ることに恐怖を覚えます。

「そんなことしたら売上が減ってしまう!」

こう恐怖を抱くのです。

No.1のメリットは記憶に残ること

小さなお店や個人事業のようなビジネスは、強みに特化することが必要です。なぜ強みに特化するのかというと、それは、商圏内でNo1を取る為です。

お店や会社を繁盛させる最もいい方法は、No.1 となることです。

No.1 になると、大きなメリットがあります。最も大きなメリットは、記憶に残るということです。

例えば、日本で一番高い山は、どこだと思いますか?
もちろん富士山です。標高3,776mで日本一高い山です。

それでは、日本で2番目に高い山は、どこでしょうか?

ほとんど答えられる人はいませんよね。

答えは、南アルプスの北岳です。
なんとも、地味な名前になってしまいます。

ちなみに、これも私の住んでいる静岡県と山梨県の県境にあります。よく、マーケティングの世界では、No1を取る意味として説明されていますよね。

ちなみに、Yahooの検索回数でも富士山が約12,700,000回、北岳が約354,000件。桁が2つ違います。

では、次に世界で一番高い山はどこでしょう?

もちろんエベレスト(チョモランマ)です。では2番目は?
2番目は「K2」なのだそうです。これも、登山家でもない限りあまり知りませんね

やはり、一番は強いのです。

小さな会社やお店でもNo1になれる

No.1 になると、ビジネスでは圧倒的に利益が大きく上がります。だから、ビジネスでは、No.1 になることがとても重要になります。しかし、なかなかNo.1になることは、現実には難しいものです。

No.1になる一番簡単な方法は、新しい分野を打ちたてることです。こうすれば、誰でもNo.1になれます。

新しい分野を打ち立てるというのは、難しそうに聞こえるかもしれません。しかし、ライバルが多くいる分野でNo.1 を取るより実際には楽にできるものです。組み合わせたり、細分化したりと、いろいろ試してみると、案外簡単に見つかるものです。

これをもっとも、簡単に実現するのが「強みに特化する」ということです。
では、この「強み」は、どうやって見つけたらいいのでしょうか?

これにはいくつかの方法がありますが、一番簡単なのは、経営者の個性の上にビジネスを作り上げることです。

人にはそれぞれ個性があります。まったく同じ人間は存在しません。スモールビジネス戦略のルールで取り上げた「情熱と信念」という経営スタイルは、経営者の個性の上に、ビジネスが成り立つものということができます。

そもそも、小さな会社やお店は、経営者の個性が前面に出てきます。小さな会社やお店であれば、だれでも社長の顔を見て商品を購入します。だから、社長の個性の上に立ったNo1のビジネスになっていくのです。

個性や才能がブルーオーシャンへと導く

誰であっても、人間には、それぞれ違った個性があります。

この個性を商品に反映させることができたら、経営者の個性イコール、商品やサービスの個性、そして、小さな会社やお店の個性になるのです。

この世の中に、まったく同じ人間は存在しません。当たり前です。持って生まれた才能やこれまでに身につけた技能、経験といったものの集合として、その人の強みは構成されます。ですから、世の中におなじ強みを持った人は2人といません。(もちろん、似ている人はいるますが・・・)

人間には、誰にも持って生まれた才能というものがあります。その才能を基にビジネスを組み立てることで、強みが発揮されていくのです。

そうすると、「強みに特化」した経営とは、そのままOnlyのビジネスとなります。これはつまり、これまで競争の中でビジネスをおこなってきたものが、競争のないビジネスになっていくことを意味しているのです。

レッドオーシャン(戦いの海)ではなく、ブルーオーシャン(静かな海)でのビジネスを作るほぼ唯一の方法は、
この「強みに特化」するということなのです。

自分でできないことは他人に任せる

しかしそうはいっても、小さな会社やお店を経営するということは、多くのことをやらなければならないと思うかもしれません。

たしかに、会社やお店を経営することは、総合的な能力が必要です。しかし、このような場合も、自分の強み以外のことは、つながりの中で他人に任せるようにします。これが、ワークシェアリングという考え方です。仕事を独り占めするのではなく、それぞれの得意なところを分担する。そうすることで、相互に支援し、応援し合える絆を作り出していくことができます。

じつは、この応援し合える絆を作り出していくことこそが、「強みに特化」する最大のメリットになります。奪い合いの中で経営するのではなく、与え合いの中でビジネスを構築していく。これが、「強みに特化」という意味なのです。

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