いま日本全体で、富裕層が増えています。
資産1億円以上の富裕層が200万人以上います。
ここで、しっかり自覚しておいてほしいのが、全員が均等に収入を増やせたのではないのだということです。
二極化した社会
1990年頃は、1億総中流と言われていましたが、その中流の部分のほとんどが下流に組み込まれていきました。そして、その一部だけが上流に上がったということです。
つまり、以前は、社会全体に所得が緩やかに分布していたのが今は、上下にはっきり二極化したということです。
1割前後の富裕層と、9割近くの貧困層。
これが今の日本になりつつあります。

そして、この傾向はさらに進んで行くことになります。
さらに、これからの10年間で、驚くほどの格差が生まれてきます。
これは、ここでお話しした富の格差とは違います。
もちろん、富の格差はより進みますが、問題はその原因となるものです。
新しい格差が生まれている要因
これからの富の格差を生み出すものそれは、パソコンのスキルの差です。
今は、インターネットを使えば、様々な方法で集客したり、セールスしたりと、お金を稼ぐことができるようになりました。
そしてもう一つの現象として、スマホやタブレットの普及により、パソコンを触らない人が増えてきているのです。
正しくは2011年に、それが大きく変わりだしていました。
これは日本でiphoneが100万台を超えた時期にあたります。
パソコンを触らないということは、インターネットを使ったほとんどの経済的な利点を放棄することになります。

私のところにも、時々、
「パソコンは持ってないのですがスマホだけで集客とかできませんか?」
こういった問い合わせがあります。
スマホや、タブレットでは、利用はできても、仕組みは、なかなか作れません。
広告で誘導される側になるだけで、広告を出す側にはなれないのです。お金を使わされる側にはなれてもお金を稼ぐ側にはなれないのです。
どうも、パソコンなんか古い、今は、スマホやタブレットで全部できるのがかっこいい。
そんな勘違いをしている人がとにかく増えてきています。
SNSに、写真を上げて友達を増やしても、それだけでは、集客もセールスもできません。
いまは、見えないところでネットの仕組みを構築して稼ぐ人、ネットでお金を使う人のこの二極化が進んでいるのです。
つまり、今パソコンを使える人が、コンテンツを作ることができ、そこから集客して稼ぐという残存者利益が生まれてきます。
これが、そのまま所得格差、富の格差につながっていきます。
ネット上に繁盛する仕組みがあるか
こういった傾向は、ビジネスにおいても同じです。
ネットを使って集客をし、商品を売る仕組みを作り上げることのできる会社が繁盛するのです。

ですから、まずは、パソコンを使ってネットから集客したり、商品を売ったりする仕組みを構築してください。
これは、ネットショップを作ると行った単純なことだけでは有りません。ネットに今の商売につながる仕組みを作り上げるということです。
小さな会社やお店の場合には、こうしたネットの仕組みを外注で作るとどうしても、資金の問題が出てきます。
だったら、自分である程度構築できるように勉強していってください。
これが、あなたの商売が繁盛するかどうかの一つの鍵を握っているのです。